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「組織を強くするのは個のレベルアップ」
技術士(総合技術監理、金属) 萩野 太郎
2014年のサッカーのワールドカップで沸いたブラジル大会で、予選敗退と云う残念な結果に終わったのが昨日のように思い出されますが、
大会に臨む前、練習試合の結果から欧州で活躍した本田圭介選手がインタビューに答えて「個の力のレベルアップが求められる・・・」と、
勝つための目論見を問われ答えていたことが今でも印象深く思い出します。
サッカーも事業組織も、組織でより良い成果を得るために、その責任者が組織を束ねて陣立てを組み、
状況変化への適切な対応を図る為の努力は云うまでもありません。
事業責任者は、与えられた条件の下で強い組織(チームプレイ)にする為、個のレベルアップが欠かせないと認識しているのですが、
レベルアップの為に行う育成への展開が出来ていない事を垣間見ることが多々あります。
例えば、いつまで経っても業務の移譲が出来ず改善提案の受け入れに消極的だったり、
業務多忙のために部下の育成などで予定していたセミナーの参加を止めさせる事などがあります。
変化の激しい経営環境の下、より強い組織にする為には、日々改善の積み重ねとその展開を図ることや、
持てる個(人的資源)の育成を事業展開戦略の高い優先順位に位置付ける事が求められます。
個の育成は時間も費用も掛りますが、長期的な組織強化には不可欠だと考えます。
「スピーディに低コストで特許をとる方法」
技術士(電気電子) 黒田 雄一
特許を出願してから3年以内に審査請求しなければ、特許庁は審査をしてくれません。
この審査請求は、国に支払うお金(いわゆる印紙代)がバカにならないので、とりわけ中小・ベンチャー企業にとっては悩ましい壁でした。
例えば、請求項の数が8の場合15万円になります。
ところが昨年の4月から、個人・中小企業が所定の手続をすればこれを3分の1に減額してくれるという制度が始まりました。
ただし、例えば従業員数20人以下などといった条件があるので、特許庁ホームページでの確認が必要です。
この制度は平成30年3月までの期限付きですが、まだ2年半の間は使えます。
手続には、軽減申請書と証明書(例えば、出願人会社の社長が自書するものと、法人税確定申告書別表第2の写し)が必要になります。
手続を代理人に依頼すると代理人費用が若干発生しますが、特に請求項数が多い場合には十分モトがとれます。
要件に当てはまるベンチャー・中小企業は、これを使わない手はありません。
さらに、この減免制度に加えて、早期審査請求といった制度があります。
この制度は従前から運用されていて、従業員数300人以下又は資本金3億円以下(製造業の場合)であれば適合します。早期審査請求の手続では先行の公知文献との対比を示す必要がありますが、出願のときの明細書にきちんと書いてあればそれを引用すれば済むので、大げさな書類にはなりません。
請求が認められると、早ければ4か月程度で最初の拒絶理由通知が来ます。
どんな出願でも、たいてい1回は拒絶理由通知が来ます。これが来ないものは、よほど権利範囲が狭いか、
およそ奇想天外で類似の公知文献の探しようがないか、を心配した方がよいでしょう。
私の事務所で扱った事例では、早期審査請求して4か月後に最初の拒絶理由通知を受け取り、
すぐに出願書類を補正してさらに3か月後に特許査定を受けました。
早期審査請求からは約7か月半後です。仮に出願と同時に早期審査を請求すれば、
出願から10か月以内に審査結果(特許査定とは限りませんが)を得ることもできます。
中小・ベンチャー企業が小回りを利かせて脚の短いビジネス展開を図るには、格好の制度です。
ぜひ、審査請求料の減免と早期審査請求のセットを活用して下さい。
手続はある程度定型的ですから代理人手数料は知れており、得られるメリットの方がはるかに大きいといえます。
「2015年版ISO9001のマネジメント強化ポイント」
技術士(経営工学)和田 吉正
ISO9001品質マネジメントの国際規格が久しぶりに改訂・発行されました。JIS版は11月に発行される予定です。
今回の改訂版には認証取得の如何を問わず企業経営者・幹部の皆様に役に立つ内容が盛り込まれましたので、
品質コンサルタント・審査員の目から見て注目すべき改訂ポイントをご紹介します。
品質マネジメントシステム見直しの参考になれば幸いです。
もう少し詳しくお知りになりたい方は、是非下欄の川崎市中小企業サポートセンターの支援事業をご活用ください。
1.「外部及び内部の課題を明確にしなければならない(4.1)」
…外部課題とは政治、経済、社会、技術、新規参入者、競合他社、代替品、供給業者、顧客と考えればよいでしょう。
内部課題とは社内の4M(人、設備・機械、原材料、作業方法)などが考えられます。
旧版では序文で扱われていたことが要求事項に格上げされ、旧版の考え方をさらに発展させたものになります。
現状や変化を把握し戦略的な品質課題を設定することは品質目標達成活動のスタートラインで、PDCAを回し成果に繋げていくことになります。
2.「リスク及び機会への取組み(6.1)」
…品質課題に関する良好な結果を得るために、仕事の計画段階で“リスクと機会”を特定・分析・評価することが要求事項に加わりました。
ISO審査では経営レベルのみならず、現場レベルでも、仕事の“リスクと機会”が特定されているか否かが問われることになるでしょう。
当技術士センターでは、2013年の川崎市産業振興財団技術セミナーで「リスクマネジメントの基礎と現場活用」を取り上げています。
リクエストがあれば再度企画致します。
3.「組織の知識(7.1.6)」
…“知識”を資源として管理することが要求事項に加わりました。
固有技術の不足や喪失が品質問題発生の要因であることは明らかですから、しっかりとした取り組みが必要です。
4.「製造及びサービス提供の管理(8.5.1)」
…人的ミス防止に関して日本が主張してきた“ヒューマンエラー”に関する要求事項が加わった点が注目点です。
“ポカヨケ”は十分進んでいますか?
5.「パフォーマンス評価(9)」
…ISO9001活動を製品やサービスの品質向上成果に結び付けるべく、品質パフォーマンス評価が要求事項に加わりました。
2015年版では、データ分析、内部監査、マネジメントレビューを総動員してパフォーマンス成果に結びつけていく構えが求められています。
お役立ち最新情報
[技術士によるセミナー] (現場経験に基づくホットな内容)
日時・場所 | 内 容 | |
平成27年度 技術セミナー (14:00~16:30 ) 川崎市産業振興会館 9階 |
10月14日 (水) |
「事業運営における「自力」の育成と「他力」の活用方法」 技術士 佐藤 幸雄 「安全管理の継承・継続における人材育成」 技術士 鈴木 安男 |
11月11日 (水) |
「機械設計現場で活用する材料力学の基礎」 技術士 伊藤 精二 「省エネや省資源で合理化と環境貢献」 技術士 田脇 康広 |
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12月 9日 (水) |
「メディカル・ウエアラブルのための小型電源」 技術士 渡辺 春夫 「水素エネルギーの利用のはなし」 技術士 西田 啓一 |
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1月13日 (水) |
「現場リーダー問題・課題解決力養成 (1)~リーダーの心構え」 技術士 和田吉正 「現場リーダー問題・課題解決力養成 (2)~実践的改善テクニック」 技術士 和田吉正 |
[支援事業] (申込先:川崎市中小企業サポートセンター)
技術士による技術窓口相談 (無料・要予約) |
13:30~16:30 | (例)公的支援、電気用品安全法、技術・経営に関すること |
緊急コンサルティング(無料) | 原則随時です | 企業に出向き緊急の課題を支援致します。最大3回可能です |
専門家派遣(有料) | 募集があります | 費用は半額企業負担です。課題に対し最大12回の継続支援 |
中小企業を応援する総合的な支援機関で、主な支援事業は次のとおりです。
★総合相談窓口 ★専門家相談窓口 ★人材育成セミナー ★専門家派遣事業
★かわさき企業家オーディション ビジネス・アイディアシーズ市場」
TEL:044-548-4141 FAX: 044-548-4146 URL: http://www.kawasaki-net.ne.jp/
NPO法人 かわさき技術士センター URL:http://www.n-kgc.or.jp/ E-mail: info@n-kgc.or.jp