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「ソーシャルビジネス起業に思う」
川崎市産業振興財団プロジェクトマネージャー 森山 芳樹
かわさき起業家オーディションの審査に携わり1年半が過ぎました。 そこで気がついたことですが、地域や市民生活に係わる社会的課題等についてのソーシャルビジネス(SB)申請数が全体の約2割、 申請者平均年齢は40歳そこそこで脂が乗り切った男性が多いことです。 たぶんその背景にはグローバル化による競争社会の激化と厳しさ、格差社会の拡大、ワークライフの価値観変化など 日本経済モデルの生き詰まりによる閉塞感が感じ取れます。 40歳台の年齢はいままで企業戦士として精一杯働いてきたのにリストラされたり、 厳しい様々な仕事を経験してたどり着いた結果として、残りの人生は人間らしく生きたいという願望の変換点なのかもしれません。 もちろん今後はSBが成長・期待できる分野であるでしょうし、また起業化に際しては資金があまりかからないことも一因でしょう。 しかしSBはボランテアではありません。持続的に事業を遂行するために適切な利益の追求が必要です。 気持ちだけが先行しその点の熟慮が欠けているようにも見られます。最後にSB起業化に必要なポイントを紹介します。 ①誰にどんな価値をどのように提供するか。 ②必要な経営資源をいかなる要因のもとに集めるか。 ③提供した価値に対してどのように収益を得るか。 参考にしてください。
起業に際してのキーワード
技術士(総合技術監理・化学部門) 北本 達治
技術士も技術士事務所を開業するという起業があります。
最近、新人技術士に対する開業研修会で講師をする機会がありました。
1、2ケ月の準備期間中、私自身の技術士事務所開業を振り返って後進の技術士の皆さんに役立つことがないかを折に触れて考えてみました。
その中から一般のビジネス起業にも役立つようなものをいくつかを紹介したいと思います。
先ずPOLESTAR北本技術士事務所という名前を考えました。
POLESTARは北極星で、北の大本という意味で北本とも通じます。
問題の核心を見極め、そこに向かってまっすぐにという思いをこめたもの。
自分の立ち位置を決めるという意味で名前はやはり大事です。
次にいくつかのキーワードを考えました。今回はこの中から、3つを選んでお話します。
断らない 技術士事務所のような業態の場合、同業の技術士の先輩たちがたくさんいます。
一般業界での企業の場合も同じはずですが、まず、自分のまわりの同業者、関連企業の人たちの認知・信頼がスタートです。
新参者が来ると色々と声がかかります。このチャンスを逃さない。
こういう時に仲間のための雑用を率先してやること、こういうことを繰り返していくことで、
自分を知ってもらえ、直接・間接的に仕事につながる話がでてくるものです。
チャンスは二度は来ない 私の場合、国内中小企業の技術支援と共に開発途上国の技術指導も対象としていました。
技術士事務所開業後すぐにJAICAからインドの磁石工場の指導案件が来ました。
神谷町のJAICAの事務所にも行き、話を聞いたのですが、私がやってきたのは磁気テープ用の高機能のナノ材料で、
バルクの磁石とは違うと考えて踏み切れませんでした。この後、私なりにかなりの努力を続けたのですが、
二度と海外の技術指導の話は来なくなりました。
クイックレスポンス 足腰軽く、すぐやることが何より大切です。
会社で社員をやっているときは、上長が見ていて文句を言ってくれますが、独り立ちすると、誰もそんなことはいってくれません。
動きが悪ければ次には声をかけないだけです。
自分で気が付かないうちにだれもまともに相手にしてくれなくなっていることになります。
簡単なことですが、これが出来ないで孤立したまま発展しない企業も多い。
これだけで十分とは言えませんが、これが出来ればおのずと次がみえてくるものです。
電力の効率的利用
技術士(機械部門) 磯村 正義
「省エネ」を実現する手段を考えてみると、次の3つに大別できるでしょう。
- ①エネルギー変換の損失を少なくする。
- ②エネルギーを効率的に利用する。
- ③エネルギー消費を抑制する。
私たちの最も身近なエネルギーである電気に絞ってみると、①は発送電の効率化から家電製品の効率化にいたるまで、多岐にわたります。
②はスマートコミュニティが究極的に目指しているところですが、電力の需給バランスを総合的に最適化しようとするものです。
また③はエアコン設定温度を変える等、私たちの生活スタイルを変えることによって電力消費を抑えるものです。
ここでは、②について考えてみましょう。
電力の効率的利用が問題となるのは、基本的には「電気を貯めることは難しい」という現実から来ています。
電気を安定的に利用するためには、供給変動(主として自然エネルギー利用の場合)と需要変動(季節、一日)とに対応しなければなりませんが、
これは容易ではありません。
もし効率的に「電気を貯める」ことができるならば、この問題は大きく改善されます。
すなわち、発電系においては自然エネルギーの出力変動を平滑化し、送配電系においては電力の品質向上が期待でき、
需要家サイドではピークシフト等の需要変動対応が容易になります。
電気を貯める手段としては、揚水発電やフライホイール蓄電もありますが、
一般的には蓄電池です。
家庭用や小規模発電に対しては、現在めざましく進歩しているリチウムイオン電池が有望でしょう。
しかし基幹系統や大規模工場で要求される、高電圧、大容量の蓄電設備としてはリチウムイオン電池では無理があります。
高電圧、大容量の蓄電として、従来NaS電池が使われましたが、事故があったりして課題を残しています。
そこで今注目されているのが、「リチウムイオンキャパシタ」です。
これは、電気二重層キャパシタの性能を大幅に改良して、高電圧、大容量に対応できるようにしたものです。
キャパシタ(コンデンサ)ですから、電池のように化学反応によらず、電気を電気のままで貯めることができます。
すでに有力メーカーが参入し、実用化を競っている段階です。
大容量蓄電システムの現状は、出力、コスト、信頼性等、解決すべき課題は多いのですが、普及が進展した暁には、
現在の電力インフラをがらっと変える可能性を秘めていると言えるでしょう。
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