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NPO法人かわさき技術士センター

技術開発の補助金(SBIR制度)


1.経済危機の嵐が吹き荒れていますが、 こういうときにこそ次の時代の企業を救うものとして技術開発に注力 すべきだと叫ばれています。過去の経済危機、例えば、プラザ合意以降の 円高経済の時代、石油ショック経済危機の時代、バブルがはじけた後の 長い経済不況と金融危機の時代。いつの経済危機の時代においても、 企業が生き残り次の成長を掴みとったものは「技術開発」でした。 “失われた10年”を脱出し、さらに今回の100年に一度と いわれる経済危機を脱出するために、日本政府は、 技術開発・イノベーションこそその切り札であると施策を総動員し、 多額の予算を投入しています。 日本政府は平成11年から米国SBIR制度※をモデルとした日本版SBIR制度で 技術開発・イノベーションに拍車をかけています。 (※米国が1990年ごろ以降日本等に遅れをとった産業競争力を挽回するためにとった施策による制度)


2.中小企業技術革新制度:SBIR(Small Business Innovation Research)制度とは、 中小企業の新技術を利用した事業活動を支援するため、国の関係省庁、 独立行政法人(経済産業省だけでなく、文部科学省、農林水産省、環境省、 総務省、中小企業基盤整備機構、情報通信研究機構、新エネルギー産業技術総合開発機構など)が 連携して補助金等を交付し、中小企業の技術開発から事業化までを一貫して支援する制度です。


3.平成20年度の中小企業向けSBIR支出目標額:約400億円、予定する助成事業数は 92事業となっていましたが、さらに今回の経済危機を乗り越えるため補正予算により予算額および事業数、 採択件数が大幅に増強されていることはご承知のとおりです。


4.予算額および助成事業数、採択件数が大幅増加するとともに、1助成金の額が大型化し、 公募要件もきびしくなり、採択率も競争激化の一途を辿っています。 どのような補助金が貴社に適合するかをよく調べ、少なくとも半年以上の準備期間が必要です。 さらに何度も挑戦する意気込みも必要です。


5,かわさき技術士クラブには、平成12年ごろから、神奈川県から委託を受けた 「中小企業技術革新制度活用促進事業」に従事し、多くの中小企業を支援してきた技術士☆もいますので、 申請事業の選定、申請書作成の支援、その他なにでもご相談ください。



☆ SBIRコーディネータールーム http://kcea-sbir.sblo.jp/
お問い合せ先: 平田 滋昭(技術士 電気電子 ) s-hirata@rr.iij4u.or.jp